どんなことをするワークショップ?
中級者からのワークショップ
・台本を使い、起こった感情を取り上げ、焦点を当てて分解してみます。なぜその感情が起こったのか?その感情は喜怒哀楽なのか?もしくはさらにもっと細分化させる事ができるのか?記号的な表現だけではなく、自身の繊細な感情のリテラシーを高め、今後繊細な表現ができるように訓練をしていきます。
・自身の身体の認識を高め、身体から沸き起こる感情や各パーツのみで表現できるアクションなどを探っていきます。
・映像を撮って、それがどのような表現につながっているのか?フィードバックします。
(お試しとしてティックトックやyoutubeにあげる作品作りを映像制作会社の機材を使用しながら作ります)。
基礎をしっかりと勉強するワークショップ
・意外と知らない台本の基礎的読み方や、芝居につながるエクササイズなどを学ぶ。1日で柔らかくなるストレッチの方法なども実践し身体訓練につながるようにしていきます。
・各々にあった台本を使用しながら、自身の苦手なところや、得意なところを明確にしていく。
・色々なメソッドを使用し、技術的な部分も学んでいく。
・少人数なので、反復の練習がしやすい。
・映像で撮影をするのでフィードバックがしやすい。
こういう想いではじめます
俳優をやり始めた時は、とにかく不器用でうまくできなかった。何が良くて、何がダメなのか?誰かの真似ならいいのか?自分がやる意味は?とか迷っていたのだと思う。そんな考えでは芝居は楽しめない。もちろん結果もついてこなかった。誰か引っ張り上げてくれないかな?なんてどこかで思っていたのだと思う。
それでも色々な作品に携わらせてもらい、台本からプランを作ることができるようになって、自分のイメージするものと自分の芝居が近くなってきた時、なんのためにやってるのか分からなくなった。1人でやってるのと何が違うのか?
芝居をやめようと思った。
でもその前に、メソッドというものを知ってみようと思った。メソッドを勉強しに海外に行った時に、タイトロープの上を歩くようなものだと言われた。芝居は不安定な中で生まれてくるものだと理解した。相手役がいて、どのように演じてくるか分からない。それに対応していく、なんて未知なところに連れてってもらえるし、エキサイティングなんだと思った。ちょっとした勇気は必要だが、タイトロープの上でも楽しくやらなくちゃ意味がないと思っている。もちろん本番など人に見てもらう時には、苦しい部分も、努力してる部分もある。
でも迷ってやることとは違う。不安定を楽しんでいなければならない。
このワークショップはどちらのコースも、楽しくできるように進めていく。楽しくなければ続かないし、続くということは演技の魅力に気づいたと思っている。
芝居をすることは楽しい。とにかくそれを体験してもらいたい。
苦しさや努力も楽しく感じる時が来る。
そうなったらいつの間にか自分の理想の芝居が見えてきている。あとはそれを追求するのみだ。
そしてその理想の芝居への筋道は、自分だけでなく誰かの役に立つかもしれない。
あなたのメソッドは他の人の助けにもなる。